2000年

シンポジウム「耐震診断・耐震補強の現状と今後の課題」

 
2000年1月14日(金)・東京・港区

主催:日本建築学会関東支部・構造専門研究委員会

 地震被害を最小限にとどめるためには,既存建物の耐震性能を正しく評価したうえで,適切な耐震補強を行う必要がある。耐震診断は比較的簡便で有効な方法ではあるが,限界もあり,必ずしも適切な運用や解釈がなされているとは限らない。また,耐震補強については,1995年の兵庫県南部地震以降,その実施例は増加しているが,多種多様な建物の様々なニーズに対応した補強技術の確立には,まだ多くの課題があり,現在も活発に研究開発が行われている。そこで,シンポジウムでは,主に鉄筋コンクリート建物を対象として,互いに密接な関係にある耐震診断と耐震補強に着目し,その基本的な考え方や効用から問題点までを整理して,さらに有効に発展させる方法について議論する。
>時間=9:30〜17:00
>会場=建築会館ホール(東京・港区)
>内容・講師=司会:衣笠秀行氏・東京理科大学
(1)主旨説明(北山和宏氏・東京都立大学)
(2)耐震診断の利点と問題点(中埜良昭氏・東京大学生産技術研究所)
(3)耐震診断と建物損傷度の関係・
 1)耐震診断と被災度区分判定(前田匡樹氏・横浜国立大学)
 2)被災度区分判定と実際の建物被害の関係(太田勤氏・堀江建築工学研究所)
 3)既存建物基礎の耐震診断の評価方法とその適用事例
  (椿原康則氏・竹中工務店技術研究所)
 4)耐震診断結果を利用した地震リスク評価の試み
  (林康裕氏・清水建設和泉研究室)
(4)耐震補強の考え方(診断結果の活用法)・
 1)診断結果から適切な改修設計を導く考え方(広沢雅也氏・工学院大学)
 2)耐震診断と補強設計(木村秀雄氏・万設計)
(5)耐震補強の具体的な方法・
 1)耐震補強工法の事例紹介(秋山友昭氏・東京ソイルリサーチ)
 2)連続繊維を用いた耐震改修工法(勝俣英雄氏・大林組技術研究所)
 3)制震補強技術の動向と実施例(北嶋圭二氏 ・青木建設技術研究所)
 4)居ながら補強の考え方とその実例(大塚敏正氏・鹿島建設)
 5)歴史的建造物の免震レトロフィット(立教大学礼拝堂)(山本裕氏・日建設計)
(6)まとめ(塩原等氏・東京大学)
>定員=200名
>参加費=会員3,000円 会員外5,000円(資料代含む)
>問合せ先=日本建築学会関東支部 担当 ・酒井 電話03(3456)2050