1999

国際連合大学ゼロエミッション国際会議「持続可能な社会の理念と自律する企業と地域」

 
11月8日(月)〜9日(火)

主催:国際連合大学,日本学術振興会第168委員会,(社)日本能率協会
後援:通商産業省,環境庁,建設省,運輸省,自治省,文部省,環境事業団,日本青年会議所,日本経済新聞社,日本放送協会(予定)
 地球環境を守りつつ同時に持続可能な高度工業社会を達成するためには,資源利用の最適化と環境への排出を最小化することが必要である。1994年に国際連合大学が提唱し始めた「ゼロエミッション」構想では,この概念に基づいて新たな物質循環社会を目指しているが,現在の社会が当面している環境問題の多くは個別の対応で解決できるものではなく,技術・マネジメント・資金・法規制などのさまざまな面にわたって現状を打破しなければ解決できない問題である。そこで,同大学では産業界,自治体,地域活動,学術界の3分野での情報を共有化するとともに活動を連携し「ゼロエミッション」を推進してきた。今回の国際会議は,日本国内外の活動の最新動向を提供し,各界の「ゼロエミッション」推進に寄与することを目的に開催される。

>時間=8日10:00〜18:00 9日9:30〜17:40
>会場=国際連合大学国際会議場(東京・渋谷区)
>内容・講師(同時通訳付)=
〈8日〉I.オープニングセッション:
(1)ゼロエミッションによる循環型社会の実現に向けて(ハンス・フォン・ヒンケル氏・国際連合大学学長)
(2)地域発・企業発のゼロエミッション新潮流(山路敬三氏・日本経営者団体連盟副会長)

/II.ゼロエミッション社会をつくる理念(1)(司会:山路敬三氏・前出)
(1)循環型社会に向けたゼロエミッションの取り組み(鈴木基之氏・国際連合大学副学長)
(2)ナチュラルステップ−戦略決定のためのシステム(カール・エンリク・ロベール氏・ナチュラルステップ代表(スウェーデン))
(3)再生可能な資源による産業のエコロジー(リード・リフセット氏・エール大学教授(米国))

/III.産業ゼロエミッションと環境経営の進展(1)(司会:谷口正次氏・太平洋セメント(株)専務取締役)
(1)カルンボー工業団地の産業共生−境界を越えた環境対応の可能性(アーリン・ペダーセン氏・カルンボー産業開発協会(デンマーク))
(2)アウトプット−インプットデータベースと変換技術(吉田弘之氏・大阪府立大学工学部教授)

/IV.産業ゼロエミッションと環境経営の進展(2)(司会:羽野忠氏 ・大分大学工学部教授)
(1)トヨタの環境経営とゼロエミッション(白水宏典氏・トヨタ自動車(株)専務取締役)
(2)リコーの環境経営とゼロエミッション(桜井正光氏・(株)リコー代表取締役社長)
(3)レンズ付きフィルムの成功とゼロエミッション(宗雪雅幸氏・富士写真フィルム(株)代表取締役社長)

/V.産業ゼロエミッションの将来−パネルディスカッション
(チェアマン:鈴木基之氏,パネラー:谷口正次氏/アーリン・ペダーセン氏/吉田弘之氏/羽野忠氏/白水宏典氏/桜井正光氏/宗雪雅幸氏)

〈9日〉I.ゼロエミッション社会をつくる理念(2)(司会:山本良一氏・東京大学生産技術研究所教授)
(1)ファクター10−新しい成長のしくみ(フレデリック・シュミット・ブリーク氏・ファクター・テン研究所代表(フランス))
(2)サービス・エコノミー(ロバート・アイヤー氏・国際連合大学高等研究所客員教授(フランス))
(3)地域における物質循環とゼロエミッション(藤江幸一氏・豊橋技術科学大学教授)
(4)ドイツのゼロエミッション−その方法論,技術および協力関係(ペーター・エイラー氏・フラウンフォッファー化学工学研究所(ドイツ))

/II.全国に広がる地域ゼロエミッション(司会:加藤三郎氏・環境文明研究所所長)
(1)地域ゼロエミッションのためのガイドライン(タルセシオ・デラセンタ氏 ・国際連合大学高等研究所所長)
(2)水俣病問題を克服して(吉井正澄氏・水俣市長)
(3)都市における雨水循環利用(村瀬誠氏・墨田区環境清掃部環境保全課係長(国際雨水資源化学会都市担当問題理事・薬学博士))
(4)川崎市エコタウン構想(林光昭氏・川崎市経済局産業振興部課長)

/III.ゼロエミッション社会への道
(1)総括討論(チェアマン:三橋規宏氏・日本経済新聞社論説委員,参加者:山本良一氏 /加藤三郎氏/ディーター・ウォーナー氏・フライブルグ市環境局長(ドイツ)/フレデリック・シュミット・フリーク氏 /ロバート・アイヤー氏/ペーター・エイラー氏/森芳郎氏・ZERI鎌倉プロジェクト運営委員)
(2)ゼロエミッションフォーラム設立に向けて(山路敬三氏・前出)

>定員=300名
>参加費=民間企業55,000円 官庁・自治体30,000円 学生15,000円(テキスト代込み)
>問合せ先=(社)日本能率協会 品質・環境マネジメントセンター 担当・石川,武下,中川,西村 電話03(3434)1373/国際連合大学 担当・廣瀬,海老沢 電話03(3499)2811