2002年7月号:イタリア:
シエナ、カンポ広場

 1987年11月のシエナ。フィレンツェから列車で2時間。城壁で囲まれた街が、丘の上にある。蛇行する坂を上がり、城壁の中に入ると、バスや車のとまる広場がある。その広場を横目に石畳の路地を下っていくといつしかそこはシエナの街並となっている。路地は少しずつ曲がり、日の光はどちらかの壁をなめながら、歩く人を照らす。下り切ったところにぐるりと丸く弧を描く道があり、さらに階段を下ると塔のある広い広場に出る。そこがカンポ広場だ。
 カンポ広場は擂り鉢状に窪んでいて、一番低いところに市庁舎がある。市庁舎には塔があり街全体を眺めることができる。市庁舎から広場を横切ってこの写真の道に上がり、左へ進むか途中から右へ折れて階段を登っていくと大聖堂の広場に出る。
 この突き当たりからこちら側を眺めたのが、2014年の3月号表紙(2005年撮影)。87年から18年越し。  サト☆彡